現在のトレンドカーといえば、コンパクトボディでコスパが良く、ファミリーカーとしても使いやすいといった車が売れやすいとされています。
大型のSUVやミニバンがファミリーカーの代名詞とされてきましたが、今は出来る限りコストが抑えられ、利便性はミニバンに近いコンパクトな車が高い評価を受けていますね。
そんなコンパクトなファミリーカーの中でも話題になっているのが”ヤリスクロス”や”シエンタ”といった車です。
どっちの車もファミリーカーとして使い勝手が良く、小さなお子様がいるご家庭では特に気になっている方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、コンパクトSUVの”ヤリスクロス”と、コンパクトミニバンの”シエンタ”のどっちがおすすめかを比較していきます。
どっちがご自身に合った車かは人それぞれで異なってくるので、気になる方はぜひこの比較でチェックしていってください。
■ヤリスクロスとシエンタの値段比較
まずはじめに、ヤリスクロスとシエンタの値段を比較していきます。
コンパクトなファミリーカーを選ぶ理由の一つとして「値段」は重要になるかと思います。
どっちが安いのか、また値段に大きな違いはあるのかをみていきましょう。
・ヤリスクロスの値段
引用元:https://toyota.jp/yariscross/
グレード | 価格 |
HYBRID Z | ¥2,584,000 |
HYBRID G | ¥2,394,000 |
HYBRID X | ¥2,284,000 |
Z | ¥2,210,000 |
G | ¥2,020,000 |
X | ¥1,896,000 |
X”Bパッケージ” | ¥1,798,000 |
※4WDグレードを除く
・シエンタの値段
引用元:https://toyota.jp/sienta/
グレード | 価格 |
G Cuero(ハイブリッド) | ¥2,580,000 |
G(ハイブリッド) | ¥2,464,000 |
X(ハイブリッド) | ¥2,268,200 |
FUNBASE G Cuero(ハイブリッド) | ¥2,539,000 |
FUNBASE G(ハイブリッド) | ¥2,423,000 |
FUNBASE X(ハイブリッド) | ¥2,227,500 |
G Cuero(ガソリン) | ¥2,214,000 |
G(ガソリン) | ¥2,098,000 |
X(ガソリン) | ¥1,850,200 |
FUNBASE G Cuero(ガソリン) | ¥2,173,000 |
FUNBASE G(ガソリン) | ¥2,057,000 |
FUNBASE X(ガソリン) | ¥1,809,500 |
※特別仕様車、4WDグレードを除く
・ヤリスクロスとシエンタの値段はどっちが高い?
引用元:https://toyota.jp/yariscross/
ヤリスクロスとシエンタの値段比較についてですが、どっちも同じくらいの価格帯となっています。
ただ、ヤリスクロスの方がシエンタよりもグレード数が少なく、シエンタは紹介した他にも特別仕様車のグレードも豊富です。
シエンタはグレード数の多さから価格設定が細かくなっているため、ヤリスクロスの方が若干ですが割高に感じるかもしれません。
とはいえ、ハイブリッドとガソリンともに値段は”ほぼ変わらない”ということがわかります。
■ヤリスクロスとシエンタのスペック比較
続いて、ヤリスクロスとシエンタのスペックを比較していきます。
ボディサイズや燃費、車内の質感、乗り心地などをそれぞれ見ていき、ご自身はどっちがお好みかチェックしてみてください。
・ヤリスクロスのスペック
引用元:https://toyota.jp/yariscross/
【ボディサイズ】
全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm
【燃費】
ハイブリッド(2WD):27.8~30.8km/L
ハイブリッド(4WD):26.0~28.7km/L
ガソリン(2WD):18.8~20.2km/L
ガソリン(4WD):17.4~18.5km/L
【その他】
引用元:https://toyota.jp/yariscross/
ヤリスクロスは路面状況に応じた走行支援モードを搭載しており、凸凹の道路や滑りやすい路面などで快適な走破性を実現しています。
コンパクトSUVならではの走りで、ファミリーカーとしての利便性だけでなくアウトドアやドライブが好きな方におすすめの車です。
収納性も高く、コンパクトSUVとしてはクラストップレベルを誇る荷室容量となっています。
引用元:https://toyota.jp/yariscross/
ただ、内装の質感はコンパクトカーの”ヤリス”と同じなので、あまり良くはありません。
値段を考えると妥当ではありますが、プラスチックパーツが目立つチープな内装は厳しい意見が多いようです。
収納性や使い勝手はコンパクトSUVとしては十分ですが、スライドドアや広々とした車内空間は無いので、ファミリーユースに特化したミニバンやシエンタと比べてしまうといま一つかもしれません。
・シエンタのスペック
引用元:https://toyota.jp/sienta/
【ボディサイズ】
全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,675-1,695mm
【燃費】
ハイブリッド(2WD):22.8km/L
ガソリン(2WD):17.0km/L
ガソリン(4WD):14.0km/L
【その他】
引用元:https://toyota.jp/sienta/
シエンタはなんと5ナンバーサイズでありながら3列目シートがあるので、5人以上の乗車も可能です。
ただ、3列目シートは狭く乗り心地もイマイチで、安全性にも不安があるので緊急用として使いましょう。
そしてシエンタはスライドドア仕様になっているので、乗り降りもしやすくヤリスクロスよりもファミリー層を意識してつくられています。
引用元:https://toyota.jp/sienta/
ヤリスクロスのようにパワフルさはなく走りにはこだわられておらず、燃費性能もヤリスクロスには劣ります。
また乗り心地も”それなり”で、長時間の乗車は疲労が溜まるかもしれません。
利便性はコンパクトSUVよりも優れていますが、走行性能と乗り心地はあまり期待しない方が良いでしょう。
■ヤリスクロスとシエンタどっちが買い?おすすめ?
ざっくりとそれぞれの比較をしてみましたが、どっちが自分に合った車なのか、またどっちが買いなのかわからないという方もいると思います。
ヤリスクロスとシエンタのどっちにしようか悩んでいる方は、以下のポイントも参考にしてみてください。
・ヤリスクロスのポイント
引用元:https://toyota.jp/yariscross/
- ハイブリッド、ガソリンともに優れた燃費性能
- 荒れた路面や滑りやすい道路などでの走破性が高い
- デザインはスポーティで若々しい
- スライドドアは無く乗り降りしづらい
- インテリアの質感はそれほど高くなく、収納スペースは少ない
・シエンタのポイント
引用元:https://toyota.jp/sienta/
- 全高が高く車内が広く感じられる
- 収納スペースの充実さ
- スライドドアでかつ乗り降りしやすい
- いざという時の3列目シートが装備されている
- 燃費、走行性能、乗り心地は全体的にイマイチで特徴が無い
- インテリアの質感は高くない
筆者が調査した結果で個人的な意見も含まれますが、どちらの車にも良い部分と悪い部分があります。
よりファミリーカーとして特化しているのはやはり”シエンタ”です。
ただ、値段や性能などのトータルバランスの高さは”ヤリスクロス”だと思います。
どっちが買いなのかという断言はけしてできませんが、ヤリスクロスの方が総合的な満足度は高そうに感じられました。
あとはデザインの好みや値引きの関係などもあると思うので、気になる方はディーラーで相談してみてください。
■ヤリスクロスとシエンタについてのまとめ
今回は、ヤリスクロスとシエンタはどっちが買いでおすすめなのか、様々な部分を比較してみました。
どっちが良いか、悪いかということはなく、その人のニーズによっておすすめできる車種は変わってきます。
最後にもう一度まとめておきますが、
- ファミリーカーとして満足度が高いのは「シエンタ」
- 走り、燃費、使い勝手のバランスに優れているのは「ヤリスクロス」
筆者個人的にはこのように感じたので、迷った時の参考にしていただければと思います。
後悔のない車選びをするためにも、しっかりとそれぞれの車の下調べをしてくださいね。