新型RAV4からハイブリッドとガソリンに加えて、新たにPHV(ブラグインハイブリッド)がデビューしました。
PHV(プラグインハイブリッド)といえばプリウスでも採用されていますが、実際には所有している方はまだまだ少なく、情報も少ない事から購入に至らないということも多いようです。
RAV4からPHV(プラグインハイブリッド)が登場したということで、この機会に乗ってみたいと思っている方もきっといるはずです。
そこで今回は、新型RAV4のPHVの価格やスペック、ハイブリッドとの違いなどについて紹介していきます!
PHVということで燃費性能も気になるところです。
また、PHVとハイブリッドのどっちにしようか悩んでいる方の為にも、どっちがご自身におすすめか考える機会になればと思います。
RAV4のPHVを徹底的にチェックしていきましょう!
■新型RAV4のPHV(プラグインハイブリッド)の価格・グレードを紹介!
引用元:https://toyota.jp/rav4phv/
まずはじめに、RAV4のPHVの価格とグレードを紹介します。
PHVといえば少しお高めのイメージですが、RAV4のハイブリッドやガソリンとはどのくらい価格差があるのでしょうか。
その点も細かくチェックしていきましょう。
・RAV4のPHVの価格とグレード一覧
グレード | 価格 |
G(E-Four) | ¥4,690,000 |
G”Z”(E-Four) | ¥4,990,000 |
BLACK TONE(E-Four) | ¥5,390,000 |
RAV4のPHVは全て2.5L+モーターで、駆動方式はE-Fourとなっています。
価格は400万円台からで、やはり価格設定は高めのようです。
ガソリン車とハイブリッド車の価格とも比較してみましょう。
グレード | 価格 |
X(4WD) | ¥2,887,500 |
Adventure(4WD) | ¥3,195,500 |
G(4WD) | ¥3,261,500 |
G”Z”(4WD) | ¥3,410,000 |
HYBRID X E-Four | ¥3,514,500 |
HYBRID G(E-Four) | ¥3,888,500 |
ガソリン車とハイブリッド車は300万円台がメインで、PHVよりも明らかに安いことがわかります。
また、この上記の価格は車体価格のみなので、オプション等を追加すれば実際には数十万円上乗せになります。
PHVとハイブリッド車の価格差は約100万円、またグレードによっては100万円以上の差がありますので、PHVがいかに高いかがわかりましたね。
・PHVの充電設備は費用がネックになることも
PHVの購入にあたって気になるのが、充電設備の設置費用ですよね。
必ずこの設備を付けなければいけない、というわけではありません。
現在、トヨタディーラーやその他商業施設でPHVの充電が可能です。
とはいえ、運転をする機会が多い方の場合、充電設備を自宅に設置することはマストでしょう。
設置費用はおよそ3万~20万円ほどが相場ですが、自宅の状況によって変わるので一概にいえません。
また、RAV4 PHVは100V電源があれば充電設備の設置が不要です。
とはいえ、200V電源よりも充電時間がかなり長いので、何かと不便と感じてしまうかもしれません。
やはりそう考えると、PHVに乗るからには充電設備を自宅に設置しておくのがおすすめですね。
PHVは車の購入とは別に、充電設備の工事費用が必要ということは頭に入れておきましょう。
■新型RAV4のPHV(プラグインハイブリッド)のスペック・燃費を紹介!
続いて、RAV4のPHVのスペックや燃費性能について紹介します。
ガソリン車とハイブリッド車とは違った性能を持つPHVの魅力を探っていきましょう。
・パワフルかつ高い静粛性が実現
RAV4 PHVはフロントのモーターを小型軽量化し、更に高出力が実現しています。
加速はパワフルですが、優れた静粛性も備わっており快適な乗り心地となっています。
燃費性能はもちろんですが、レスポンス性能も高く運転中のギクシャクが少ないです。
燃費が良いとなるとパワー不足を感じたり、モッサリとしたアクセルといったイメージを持つかもしれませんが、RAV4 PHVではそこが軽減されているといえます。
RAV4 PHVはハイブリッド車の良いところ取りをしたような性能の持ち主なのです。
・EV走行は約95km可能!
RAV4 PHVのEV走行距離は、一度の充電で約95km可能となっています。
ですが、所定の車速を超えた場合やエアコン使用時など、状況に応じて自動的にEV走行が解除されエンジンを使用します。
また約95kmのEV走行とはいえ、路面状況や渋滞などによっても数値が変わってくるのであくまで参考値となります。
とはいえハイブリッド車やガソリン車とは少し違った走破性と乗り心地が感じられるはずです。
・燃費性能はハイブリッド車グレードとほぼ同じ
RAV4 PHVの燃費性能についてですが、カタログ値を参考にしてみるとハイブリッド車グレードとほぼ変わりはありません。
RAV4 PHVの燃費性能はWLTCモードで22.2km/L、ハイブリッド車は21.4km/Lとなっています。
実燃費にしてみてもほとんど差はないと思われますが、ガソリン車と比べると大幅に燃料代を削減でき、お財布にも環境にもやさしいといえそうですね。
■新型RAV4のPHVとハイブリッドの違いは?
価格やスペックについてわかったところで、PHVとハイブリッド車の大きな違いは何なのかについて紹介します。
これまでの紹介でもう何となくお分かりの方もいるかもしれませんが、違いを分かりやすく大まかにまとめてみましたので、改めて確認していってくださいね。
・イニシャルコストが大きく違う
先ほど紹介した通り、PHVは車体価格が高く、また場合によっては充電設備の設置が必要となります。
ハイブリッド車やガソリン車と比べると、明らかにイニシャルコストパフォーマンスが悪いです。
この点がPHVの大きなデメリットといえます。
RAV4 PHVを購入するだけで500万円前後するわけですから、もはや高級車を買うレベルなのです。
けしてお求めやすい価格ではないので、まずはご自身がどのくらいの予算で購入したいのかを考えてみてください。
・エクステリアとボディカラーに違いも
RAV4 PHVと通常のグレードではエクステリアとボディカラーに違いがあります。
RAV4 PHVではメッキパーツが多く施され、ハイブリッド車やガソリン車よりも高級感が漂います。
また、RAV4 PHVのBLACK TONEグレードには上記写真のようなツートンカラーが用意されています。
全部で3種類のツートンカラーがあるので、通常のRAV4にはない特殊な色を選ぶこともできます。
エクステリアとボディカラーによっては、一目でRAV4 PHVだとわかる特別感はこの車ならではの魅力でしょう。
・馬力とトルクはPHVのモーターが優れている!
PHVとハイブリッド車の”フロントモーター”の馬力とトルクの数値を比較してみましょう。
RAV4 PHV | RAV4 ハイブリッド | |
最高出力(馬力) | 134kW(182PS) | 88kW(120PS) |
最大トルク | 270N・m(27.5kgf・m) | 202N・m(20.6kgf・m) |
フロントモーターのパワーを比較すると、PHVとハイブリッドでこんなにも差があります。
通常のハイブリッド車のパワーに関しては、燃費性能を重視した馬力とトルクで排気量に対して妥当な数値です。
一方でPHVに関しては2.5Lの排気量が持つパワー以上の性能が備わっており、燃費性能+走破性がしっかりと備わっているようです。
数値を見ただけでもPHVの頼もしさがうかがえます。
■新型RAV4のPHVとハイブリッドはズバリどっちがおすすめ?
RAV4 PHVとハイブリッド車の違いがわかったところで、ズバリどっちがおすすめなのでしょうか?
もちろんおすすめできる方は人によって違うのですが、やはり現実的に考えると通常の”ハイブリッド車”の方がほとんどの方におすすめといえます。
理由としては、下記の点が挙げられます。
- 購入価格がPHVよりも大幅にお求めやすい
- 燃費性能はPHVとあまり変わらない
- ハイブリッド車は充電設備の設置の必要がない
他にも理由はありますが、ほとんどのニーズが、わざわざPHVを買わなくてもハイブリッド車でまかなえてしまうのです。
燃費はハイブリッド車であればRAV4もかなり優れていますし、減税も受けられてお得感が強いです。
購入費用がネックになりがちなPHVは、一般的に利用される車としてはもう少し時間がかかりそうですね。
ただ、RAV4を10年以上所有すると想定して、長期スパンでコストを抑えていきたいと考えるなら、PHVもお得かもしれません。
またエクステリアにも違いがありますので、予算にもある程度ゆとりがあり、先進技術が施されたワンランク上のRAV4が良いという方にはおすすめです。
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■新型RAV4のPHVについてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、RAV4 PHVについて紹介させていただきました。
ただでさえ人気車種として話題のRAV4ですが、PHVがデビューしたことで更に人気となる予感がします。
PHVはどうしてもイニシャルコストが高いので敬遠されがちですが、長い目で見た時には維持費が削減できるはずです。
車の所有を長期的に考えている方にはぜひ検討していただきたい車です。
どっちがおすすめかとは言い切れない部分はありますが、ハイブリッド車で事足りるという方は多いのではないでしょうか。
まだまだPHVには課題があるものの、今後の進展に期待していきたいですね。