新型ハリアー80系の購入をお考えの皆さんの多くは、維持費や購入費用がネックになっている場合がほとんどですよね。
購入ができても年間を通すとそれなりに大きな費用がかかるものなので、なかなか購入に至れない方も多いのではないでしょうか。
スムーズに安心して新型ハリアー80系を購入するには、ご自身の年収や収支、
またどのくらい維持費がかかるのかなどをあらかじめチェックしておくことです。
新型ハリアーはミドルクラスSUVの中でも比較的価格が高いので、ご自身の年収では買えないのでは?と不安の声も多いようです。
そこで今回は、新型ハリアー80系はお金持ちしか乗れないのか、年収300万円ほどだときついのかについて紹介します。
結論からいうと、たとえお金持ちではなくても年収300万円でも実家暮らしで貯金ができていれば購入と維持は可能です。
ただ、けして安い車ではないので計画的に購入を検討した方がいいかと思います。
今回は具体的に年収300万円程であればどのグレードがいいのか、
そして新型ハリアー80系の年間にかかる費用等詳しく調査しましたので、購入を考えている方は参考にしていってください。
■新型ハリアー80系はお金持ちしか乗れない?
引用元:https://toyota.jp/harrier/
まずはじめに、新型ハリアーは”お金持ちの人”しか乗れないのか、
年収300万円程の人だと購入はきついのかについて紹介します。
新型ハリアー購入にあたっての理想の年収や、年収300万円程の人の場合の条件を調査しましたのでチェックしていきましょう。
・新型ハリアー80系を購入する際の理想の年収
新型ハリアーはガソリン車のエントリーモデル「S」で299万円から販売されており、
最も高いグレードはハイブリッドの「Z”Leather Package”」で482万円からとなっています。
これらはあくまでグレードの価格で、最終的な購入費用はオプション追加で変わってきます。
ということは、エントリーモデルでもおおよそ最低でも330~350万円、
上級グレードでは”500万円以上”かかるということになるのです。
国産コンパクトSUVの中では価格帯が高く、新型ハリアー80系を無理なく購入するなら”年収500万円以上”あるのが理想です。
もっと厳密にいうと、一般的には年収の半分の価格が身の丈に合った車といわれていますね。
年収の半分の価格の車ですと、とてもゆとりを持って購入と維持ができると予想されます。
ただ、これはあくまで例えで実際には年収よりも高い車に乗っている方が多いのも事実なので、
そこまで意識し過ぎなくても大丈夫です。
とはいえ当然なことですが、年収よりも高い車に乗れば乗るほど維持がきつくなりますのでご注意を。
・年収300万円でも買える?
先ほども言ったように、一般的には”年収の半分の価格が身の丈に合った車”といわれていますが、
現在は自動車ローンをはじめ残価設定クレジット、サブスクなど様々な購入方法があります。
特に残価設定クレジットに関しては利用するユーザーがとても多く、若い世代でも人気の購入方法となっています。
ディーラーでも確認をしたのですが、やはり残クレ購入者の割合はかなり多いようです。
ご自身の年収を超えた車体価格でもそのような方法で新型ハリアーに乗ることができるので、ほとんどの人が年収の半分くらいの車を意識して購入はしていません。
ただ、自動車ローンや残価設定クレジット、サブスクなどは金利の問題や契約の縛りがあるのでリスクがあることを忘れないでください。
金利を払うという事は、一括購入時よりも余分なお金を払うことになるのです。
ですが年収300万円ほどであっても頭金が100万円以上あれば、後々の支払いもだいぶ負担が減ります。
頭金が用意できない、もしくは100万円以下の場合だと返済費用と維持費が嵩み、かなりきついと感じるでしょう。
まずはどのような所有方法が自分に合っているかを考えてみてください。
・年収300万円の人がハリアーを購入する条件
新型ハリアー80系を年収300万円ほどの人が購入するなら、いくつか条件をクリアしていないと維持がきつくなります。
下記にいくつか項目を挙げてみましたので、条件にほぼ当てはまれば購入・維持ができると考えて良いと思います。
筆者個人の主観も入っていますが、チェックしてみてください。
- 実家暮らしで固定費が10万円以下である
- 頭金100万円以上が出せる、もしくは貯金額が100万円以上ある
- 購入後も最低毎月1万円以上、”車の維持費代として”貯金ができる
- 毎月のガソリン代(約1~2万円程度)を固定費に組み込める
年収300万円の人が新型ハリアーを購入するならとにかく固定費が少ない事と、まとまった資金があることです。
年収300万円前後で新車のハリアーをフルローンで購入するのはさすがに無謀だと思います。
(買っても後々の維持が相当きつい)
そして、毎月かかってくるガソリン代を固定費として組み込めるかもポイントです。
車以外の趣味がある方は趣味に使えるお金も車所有によって大幅に減るので、
固定費や趣味のお金は洗い出して計算してみてください。
更に車検、保険料、税金もかかってくるので、特に年収が少なめの方は最低でも毎月1万円ほど車の維持費を貯金しておくのがおすすめです。
こうして調べるとわかるように、お金持ちじゃないと買えない、ということはなさそうですが
年収300万円前後だと維持がきついと感じることがあるでしょう。
■新型ハリアー80系はどのグレードがおすすめ?
引用元:https://toyota.jp/harrier/
年収が300万円ほどですと、新型ハリアー80系のグレード選びも重要になります。
ハイグレードは選ばず、付けるオプションも必要最低限にする必要があります。
ガソリンの「S」グレードはエントリーモデルということで、
内装はあまりにも質素で新型ハリアー80系の良さを感じるにはいま一つです。
せっかく購入するであれば、中間に位置する「G」グレードがおすすめです。
そして価格的にはガソリンもしくはハイブリッドの「G」グレード(2WD)が良いでしょう。
レザーパッケージと比べると内装はラグジュアリー感は薄いですが、新型ハリアー80系の魅力はしっかりと感じられます。
ナビやETC、バックカメラなど基本的なオプションを追加しても400万円以内に収まるはずです。
これならたとえ年収300万円でも、頭金を最低100万円くらいを用意して購入すれば月々の返済もそこまで高くなりません。
(ローンの場合)
購入価格を400万円以下に抑えれば意外と現実的ではないでしょうか。
ただ、仮に300万円をローンで支払うとなると、貯金分は全て返済費用に充てないといけなくなるため、
娯楽に使える費用や貯金はかなり少なくなるか全く無くなってしまいますね・・・。
ですが、現在新型ハリアー80系の値引き額は発売当初よりもだいぶ対応してくれるようになったので
少しだけでも安くなるように車両本体値引きとオプション値引きを交渉してみましょう。

■新型ハリアー80系の維持費・費用を節約するには?
引用元:https://toyota.jp/harrier/
年収300万円ほどですと、新型ハリアー80系の購入はややきついかもしれません。
ですが、あらかじめ資金を貯めておいたり節約方法を知っておけば、年収300万円でも所有ができます。
最後に新型ハリアー80系の購入費用と維持費を安くする方法を紹介していきます。
年収はあまり高くないけどどうしても新型ハリアーが欲しい!と思っている方は、購入費用や維持費の節約も知っておきましょう。
・複数のディーラーで相見積りをとる
少しでも安くお得に新型ハリアーを購入するなら、複数のディーラーで見積り請求をしてみましょう。
同じメーカーであってもディーラーによって多少値引き額が異なります。
極端に値引き額が変わることはありませんが、ディーラー2、3ヵ所に行って少しでも安くしてくれるところで購入したい旨を伝えれば、営業マンが頑張ってくれるかも?しれません。
じっくりと購入を考えたい場合は、この方法を試してみる価値アリです。
・自動車保険はネット保険にして節約
自動車保険は維持費の面で大きく影響していて、節約できる部分でもあります。
ですが自動車保険を安くしたいがために保険内容を薄くしてしまうと、万が一の事故の時に意味のないものになってしまいます。
手厚い内容でかつ安くするには、”ネット保険”がおすすめです。
筆者もネット保険に切り替えてからは保険内容は従来通りで大幅に保険料を安くすることができ、とても満足しています。
見積り金額もすぐに出るので、切り替え時期近くになると複数の保険会社で見積りをとっています。
また、ご自身の判断で毎年見直して安くしていくこともできるので特に年齢が若く保険料が高い人はネット保険にしてみてはいかがでしょうか。
自動車保険は毎年変わるため、更新時に毎回見直して保険料を節約するのが重要です!
・新古車、中古車を購入する
今回の紹介を見て、新型ハリアー80系がどう考えても購入できそうにない・・・と思った人もいると思います。
ですが、わざわざ新車を無理して購入するのではなく”新古車や中古車”を購入するという方法もあります。
新古車や中古車であれば新車よりも確実に安く購入ができますし、年収が高くなくても購入がしやすいです。
ただ、中古車は人の手に渡ったり触れられているものではあるので、人によっては抵抗があるかもしれません。
その分安くお得に新型ハリアー80系を購入できる可能性が高いです。
また、試乗車落ちや展示車落ちであれば”ほぼ新車”に近い状態ですので、かなり良い状態のものを手に入れられるかもしれませんよ。
新古車や中古車は在庫のタイミングに左右されるので、中古車も視野に入れたい方はこまめに中古車サイトをチェックしましょう。
更に余談ですが、トヨタが提供しているサブスクサービス”KINTO”でも、新型ハリアーをお安く乗ることができます。
”車を買う”といった固定概念に捉われず、このようなお得なサービスも検討してみるのもアリです。
■新型ハリアー80系の購入についてのまとめ
今回は、新型ハリアー80系はお金持ちしか買えないのか、年収300万円だときついのかについて紹介しました。
年収300万円ほどですと、無計画で購入するとかなりきつい目に遭いそうですが、買えないということはけしてありません。
グレード、購入方法、用意できる資金など、ご自身に合った方法を選べば新型ハリアー80系は所有することができます。
ですが、無理に背伸びをして身の丈に合わない車を買うのは絶対に禁物です!!
沢山の車があるので、新型ハリアー80系に限らず色んな車をチェックして身の丈に合った車を選びましょう。
今後の車選びの参考になれば幸いです。