ホンダのフリードといえば、コンパクトなボディで充実した装備と広々とした車内が人気で、
ファミリーカーの中でも高い人気を誇る車種です。
3ナンバーサイズの車よりも値段がお求めやすいことも魅力の一つですよね。
そんな人気車種のフリードですが、コンパクトでありつつも車中泊ができると話題にもなっています。
ただ、車中泊ができるといっても快適に車内で過ごせなければ意味がありません。
そこで今回は、新型フリードで車中泊はできるのか、車内の広さや様子をチェックしてきたので紹介します!
・新型フリードの車内の広さ
・新型フリードの印象的だった部分
・新型フリードでの車中泊について
新型フリードの快適性や車中泊はどの程度できるのか、徹底的に見ていきましょう。
■新型フリードの車内は狭い?広い?
新型フリードの車内の広さは結論から言うと、前席は普通、後部座席は思ったよりも広く感じました。
前席は正直なところ5ナンバーサイズのコンパクトカーといった印象です。
頭上は高さがあるので圧迫感はほぼありません。
前席上部に面白い装備が付いていました。
ファミリー向けの車ということもあって、前席から振り返らずに後部座席を見渡せる広角ミラーがあるのです。
小さなお子様がいるご家庭には安心の装備ですよね。
ちなみに今回チェックした車種は5人乗り仕様です。
5人乗りシートはベンチっぽい仕様になるので座り心地は好みが分かれそうです。
写真では見えませんが、後部座席もスライドレールが付いているので足元空間はもう少し広くすることができます。
それと「車中泊してください」と言わんばかりに、荷室から後部座席にかけての段差がほとんどなくて驚きました。
5ナンバーミニバンではありますが、圧迫感を少しでも軽減できるように工夫が施されているので満足度は高いと思います。
■新型フリードでの車中泊は「2人」まで!
こちらも結論から言うと、新型フリードでの車中泊は大人2人までならできそうです。
コンパクトカーで車中泊はできないと諦めていた人には、朗報(?)かもしれません。
今や車中泊ができるかどうかで車購入を決める方も多いということなので、
新型フリードはファミリーだけではなくアウトドア好きな人にもおすすめできる車といえます。
また、新型フリードのシートアレンジはちょっと特殊で、5人乗り仕様には“ダブルフォールダウン機構”というものを採用しています。
座面を前方に跳ね上げたあと、背もたれを倒して収納する、というアレンジ方法です。
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/
このアレンジ方法のおかげもあり写真を見ても分かるように、
ここまでシートを平らにすることができちゃいます。
ユーティリティボード(別売り)は耐荷重200kgなので、この上にマットを敷いて車中泊ができます。
ユーティリティボードを使えばラゲッジスペースも収納として有効活用できるのも魅力的です。
ですが、ラゲッジスペースの容量はFF車と4WD車で変わりますのでご注意ください。(写真はFF車)
大人2人までなら余裕で寝転がれるスペースにはなっていますが、車中泊するとなると
寝返りはしづらいかもしれません。
寝相の悪い人だと大変なことになってしまうので、車中泊は人によっては可能ということにしておきます。
コスパに優れていてかつ寝心地の良さを求めるなら、マットレスを購入しておきましょう。
車中泊でも人気なのがニトリさんのマットレスです。
4つ折りでコンパクトにできるのもポイントで、フリードの段差も解消できますよ。
セミダブルくらいのサイズがちょうどよくおすすめです!
自宅でも使えるものなので、アウトドアを楽しみたい方は一つ準備しておくといいでしょう。
■新型フリードの車内の印象的だったところ
車内の広さとは話が逸れますが、特にフリードの印象的な部分は2点ありました。
一つ目がこの運転席側にあるインパネ収納です。
パカッと開けると収納スペースが現れるのですが、深さはないので使用用途はかなり限られます。
ですが、コンパクトなボディだからこそちょっとしたスペースも収納になっていたりして面白いです。
二つ目がアームレストの質感。
このクラスの車種であれば仕方ないとは思いつつも、
フリードのアームレストはとても華奢で壊れてしまうんじゃないかというくらい心許ないです。
アームレストの高さは問題なしですが、ちょっとチープさが目立ちました。
これならセンターコンソール兼肘置きにした方がいいのでは?という印象です。
■新型フリードの車中泊、車内の広さについてまとめ
今回は、新型フリードの車中泊と車内の広さについて紹介してみました。
実際に見てみると「これコンパクトカーなの?」と疑うくらい広々としていて、人気車種になるのも納得です。
使い勝手があまりにも良すぎるので、ファミリーカーとしてはもちろん、
車でレジャーやアウトドアをしたい方は候補車種に入れて損はないかと思います。
気になる方はディーラーでぜひ実際の広さや装備をチェックしてみてください。