2020年に発売された新型フィットですが、歴代フィットとはまた違った近未来的で個性派デザインが
とても印象的でしたよね。
フィットは乗用車の中でも高い人気を誇る車種なので、新型フィットも街中で沢山見かけることが多いと思います。
そんな人気車種である新型フィットですが、筆者が調査していく中で「残念」「ダサい」「安っぽい」といった
辛口な意見も多々見受けられました。
そこで今回は、2020年に発売された新型フィットの乗り心地や内装を体感してきた
私なりの正直な感想を紹介していきます。
「残念」「ダサい」「安っぽい」などの辛口な意見の実際のところはどうなの?というところにも
迫ってみたので、新型フィットが気になっている方はご覧になっていってください。
・新型フィットの走行性
・新型フィットの前席、後部座席の様子
■新型フィット、いざ運転。
今回、点検の兼ね合いで新型フィットをディーラーでお借りしました。
ボディカラーは「エアーライトブルー・メタリック」です。
鮮やかで明るいブルーは、晴天によく映えます。
エアーライトブルー・メタリックは汚れが目立ちにくそうです。
ちなみにこちらのモデルは2022年9月で終了している為、2022年9月現在のモデルの一つ前のものになります。
歴代の新型フィットよりもデザインは女性でも乗りやすい印象を受けました。
運転席に座ると、目の前には今ドキデザインなステアリングが。
ブラックとクリーム色のカラーリングがオシャレです。
メーターも今では主流になりつつある液晶画面になっていました。
Aピラーが細いので見晴らしがよく、初心者の方でも運転しやすいと思います。
また、ハンドルが軽いのでグングン曲がります。
初心者さんは右左折で早く切り過ぎてしまわないように注意です。
一般道を三十分ほど走行してみたところ、EV走行(モーターのみでの走行)になることがありました。
EV走行時はガソリンを使わないので音がとても静かになります。
ただ、燃費性能については短期間お借りした車なので不明です。
走行距離は数十キロという短い期間での運転でしたが、とにかく運転がしやすく普段使いには十分過ぎると思いました。
■新型フィットの前席と後部座席の様子
まずは新型フィットの前席からチェックしていきます。
インテリアは国産のコンパクトカーの平均的な質感です。
このクラスの車種としては座り心地がとても良いと感じました。
あっと驚くようなデザインや使用感も特になく、悪い言い方をしてしまうと「あまり特徴がない」です。
ただこのようなシンプルなデザインは日本人によく好まれるので、
売れる車を意識しているのならこのくらいシンプルでも致し方ありません。
全体的に樹脂パーツが目立つので、内装の質感は価格相応です。
グレードにもよりますが、ブラック一色ではなく差し色でオフホワイトのようなカラーが使われているのはオシャレですね。
現行新型フィットでは「LUXE(リュクス)」というインテリアのデザインがあるのですが、
本革シートが採用されていてワンランク高いインテリアが実現しています。
ディスプレイオーディオとエアコン等のスイッチはこんな感じでした。
とてもスッキリとしていて無駄がなく、直感的に操作ができます。
運転席と助手席の間にある謎のスペース…これ一体何なのだろうとシルバーの部分を軽く引っ張ってみましたがびくともせず。
調べてみたところ、テーブルコンソールといってバッグを置いたりできるスペースのようです。
ドリンクホルダーや収納ボックスになっているのではなく物を置く場所になっているのはちょっと斬新。
※現行の新型フィットとは少し形状が異なります。
助手席側の収納スペースはごく普通のものでした。
ところで多くの車種に採用されているこの収納スペースには、皆さんは一体何を入れているのでしょうか。
一昔前であれば、CDやMDなどを入れるスペースに重宝していたかもしれませんが…。
ティッシュ入れくらいしか思いつかないので、有効な使い方を知りたいところです。
後部座席の座り心地も想像以上に良かったです。
しっかりと厚みのあるクッションで個人差はあるものの、疲れにくい作りになっていると思います。
運転席側を少し前にスライドさせて座ってみました。
足元のスペースは十分に確保されているので、普通体型の大人なら全く圧迫感はありません。
窮屈な感じはあまりなく、ファミリーカーとしても使えそうです。
前席シートの背面(シートバック)にはスマホを入れるポケットが付いていました。
■【結論】新型フィットは残念?ダサい?安っぽい?
引用元:https://www.honda.co.jp/Fit/
新型フィットがダサいと感じたり安っぽいと感じるかは個人の好みに左右されるので、
一概に言えないというのが結論です。
今回筆者は代車でお借りしたということもあり、たった数十キロの運転だけでは良し悪しの判断は出来なかった、という方が正しいです。
このクラスのコンパクトカーであれば内装の安っぽさは致し方ないですし、
グレードによってはそのチープさも程よくカバーされていました。
ただ強いて言うのであれば、短時間での運転とはいえど「○○が良かった!」といった
ときめきのようなものをあまり感じなかったので、そこは残念といえば残念な部分だったかもしれません。
何かに特化したというよりは走行性能や燃費、乗り心地など価格相応の性能で
そつなく何でもこなしてくれる車だと思うので、万人受けすることは間違いないと思います。
■新型フィットの乗り心地、内装のまとめ
今回は新型フィットの乗り心地や内装について紹介してみました。
個人的に性能面は文句なしで、全体的なバランスがよく取れている車だと思いました。
内装の質感や大きな魅力といったものはイマイチな部分がありましたが、
価格や乗りやすさを考慮すればそこまで気になりません。
国産車のコンパクトカーを検討されている方は、新型フィットもぜひ見逃さずチェックしてくださいね。