今やファミリーカーとしても実用性の高い”SUV”は、購入候補として挙げている方はかなり多いのではないでしょうか?
ミニバンのようなスライドドアやシートアレンジがなく使い勝手がイマイチな点はありますが、
それでもミニバンを上回るほどの需要が高まっているのは事実です。
トヨタ車の中でいえば今とても話題を呼んでいるコンパクトSUVの”カローラクロス”です。
カローラクロスといえば、値段もライバル車のSUVよりも安く、使い勝手や燃費もまずまずの性能で
売れ行きはメーカーもビックリの勢いだそうです!
そんなカローラクロスのライバル車であり、比較対象に挙がりやすい車種は”RAV4”です。
RAV4はカローラクロスよりもサイズが大きく値段もやや高いですが、ファミリーカーとしても使い勝手がいいと評判が高いです。
そこで今回は、トヨタの人気SUVであるカローラクロスとRAV4の値段や使い勝手、燃費などを比較して
あなたにはどっちがおすすめなのかを紹介していきます。
SUV選びで迷っている方は、カローラクロスとRAV4を知って車購入の手がかりにしてみてください。
■カローラクロスとRAV4の価格比較
はじめに、カローラクロスとRAV4の値段をそれぞれ見て比較していきます。
RAV4の方が価格帯は高めですが、カローラクロスはどのくらいRAV4よりコスパに優れているのか気になりますよね。
それぞれの価格をグレード別に見ていきましょう。
まずは”カローラクロス”の値段です。
上記にも記載通り、4WDモデルに関しては記載の価格に209,000円プラスとなりますが
国産車のコンパクトSUVとしては非常にコスパに優れているといえます。
何と言っても最上級グレードである“HYBRID Z”が約300万円となっており、値段だけ見たらあまり安い気はしないかもしれませんが、ライバル車と比べると手の出しやすい価格帯です。
ガソリン車だと基本的なオプションを装備しても約300万円ほどで新車購入ができそうですね。
続いて”RAV4”の値段を見ていきます。
やはりカローラクロスと比べると、かなり価格帯は変わってきますね。
その分装備や内装の質感などにもコストがかかっていますので、
新車購入の場合だと、オプションも込みで350万円以上になってしまうことがほとんどだと思います。
カローラクロスに比べるとお手頃感は薄いですが、走破性や外観などは”ザ・SUV”といった感じで所有感を満たしてくれそうです。
◆一目瞭然ですが値段はカローラクロスの方が安いということになります。
■カローラクロスとRAV4の内装・使い勝手比較
続いて、カローラクロスとRAV4の内装や使い勝手を比較していきます。
SUVといえば、ファミリーカーやアウトドアとして利用される方も多いと思いますので
内装の質感や使い勝手はかなり重要になると思います。
私なりの主観もありますが、カローラクロスとRAV4の内装について調査してみたのでまとめてみました。
まずはカローラクロスの内装の質感・使い勝手の特徴は下記の通りです。
上記に記載したものはあくまでも一部の評価や意見となります。
カローラクロスはコンパクトなボディでありながら、車中泊やアウトドアが楽しめるような車となっています。
また、ファミリーカーで利用される場合も考慮されており、後部座席の足元空間は広めで乗り降りもしやすいような作りになっています。
そして3ナンバーサイズとはいえ、RAV4よりは小さく運転に不慣れな方や女性でも車幅感覚が掴みやすいサイズ感も魅力です。
カローラクロスで最も評判が高かった部分は、”静粛性と乗り心地の良さ”です。
もちろん人によって意見は変わると思いますが、カローラクロスを乗車した多くの人が
「乗り心地がとてもいい」「車内の静かさは高級車並み」といった評判の高さでした。
反対にカローラシリーズと車内の雰囲気や質感が変わらず、目新しさが感じられないことや
内装には高級感がないといった意見も多数ありました。
紹介したこと以外の魅力や欠点ももちろんありますので、気になる方は試乗や実車をチェックしてみてくださいね。
続いてRAV4の内装については下記の通りです。
カローラクロスよりもボディサイズが大きいため、車内の広さや快適さは素晴らしく高評価でした。
車中泊も大人が十分に楽しめそうですね。
また、エクステリアとインテリアがよりアクティブなデザインである”Adventure”グレードは、SUVらしさが更に強調できて魅力的なようです。
好みは分かれますが、少し硬めな乗り心地も評判が高かったです。
欠点に関しては、価格の割にミニバンと同じような車内の質感は賛否があるようでした。
最も酷評であったのが、”車内のドアグリップが前過ぎてしまい開閉に力がいる事”だそうです。
お子様や女性だとより使いにくさを感じてしまうかもしれませんね。
◆カローラクロスの車内はコンパクトだけどそれなりに広さが確保されている。
乗り心地、静粛性は圧倒的な高評価。
車内は高級感はないことがいま一つ。
RAV4の車内はアウトドアや旅行でも十分すぎる広さが魅力的。
乗り心地はやや硬めだけど不快感は無し。
ドアグリップの位置は酷評。
これらの意見は個人の感想が含まれていますので、鵜呑みにし過ぎない様に注意してくださいね。
■カローラクロスとRAV4の燃費比較
カローラクロスとRAV4の燃費比較についてですが、ボディサイズ的にも何となくカローラクロスの方が燃費が良いということはお分かりかと思います。
カローラクロスの方が良いといっても、どのくらい燃費性能の差があるか気になるところですよね。
カタログ値燃費と平均の実燃費を調査したので比較していきましょう。
まずは”カローラクロス”のカタログ値燃費です。
ハイブリッド車では20km/Lを超える燃費性能で、軽自動車やコンパクトカー並みの数値となっています。
実燃費は道路状況に左右されるので一概にはいえませんが、18~21km/Lが平均となります。
一方でガソリン車グレードになると燃費性能は平均的で、特別優れているとは言い難いです。
ガソリン車の実燃費は10~12km/L程が平均となりそうです。(あくまでも平均です)
続いてRAV4のカタログ値燃費を見ていきましょう。
ミドルクラスSUVとしては、個人的に燃費性能はかなり頑張っている方だと思いました。
カタログ値の燃費を見る限り、意外と良いかも?しれませんね。
調査したところ、RAV4ハイブリッド車の実燃費は14~18km/Lくらいの方が多かったです。
ガソリン車ですと10~12km/L位の実燃費が平均で、カローラクロスのガソリン車とあまり変わらないかもしれません。
何度も言いますが、実燃費に関しては乗車人数や道路の状況などに大きく左右されますので
参考程度にしてくださいね。
◆まとめると、カローラクロスはハイブリッド車の燃費性能はとても良いが、ガソリン車は普通。
RAV4はハイブリッド車はカローラクロスに劣るもののそこまで悪くはない。
ガソリン車の燃費性能はカローラクロスとあまり変わらないかも・・・?
■【結論】カローラクロスとRAV4どっちがおすすめ?
カローラクロスとRAV4を様々な角度から比較してみましたが、結局どっちが自分に適している車なのでしょうか。
買った後に「やっぱりあの車にしておけばよかった」と後悔しないためにも、私なりにどちらの車を選ぶべきかのポイントを考えてみました。
もしカローラクロスかRAV4かで購入を悩んでいる方は、それぞれの特徴をまとめたので下記の要点もチェックしてみると良いかもしれません。
【カローラクロスおすすめポイント】
- 価格、燃費(※)などコスパの高いSUVである
- 車幅感覚が掴みやすく、コンパクトだけど実用性ある装備が付いている
個人的にはコスパや性能、使い勝手などトータルバランスに優れているコンパクトSUVだと思います。
群を抜いた性能の良さなどは正直見受けられませんが、飽きのこない万人受けするような車なので
気に入る人も多いのではないでしょうか。
(※)ハイブリッド車グレードに限る
【RAV4おすすめポイント】
- パワフルでSUVらしい力強い走りが可能
- 車内や荷室が広いため、家族で旅行やアウトドアを楽しめる
カローラクロスよりも価格や維持費などは高くつきますが、その分性能面はよりSUVらしいのが魅力になっています。
車中泊やアウトドアといったアクティビティを楽しみたい人にはコンパクトSUVよりも
RAV4のようなミドルクラスSUVがおすすめです。
■カローラクロスRAV4の比較まとめ
今回は、カローラクロスとRAV4はどっちがあなたにとっておすすめなのか
値段や使い勝手、燃費を比較して紹介してみました。
それぞれの車種のオーナーさんの意見や評価も参考に今回まとめてみたので、リアルな意見が知れたと思います。
ですが、ご自身がどう感じるかは実際に運転してみたり所有してみないとわからないことがほとんどです。
「こんな意見もあるんだな」という程度で参考にしていただきますようお願いします。
どっちが適しているかどうかは人によって変わってくるので、カローラクロスもしくはRAV4が気になった方は
ぜひディーラーで試乗をしてみてください。
実際にご自身が体感することで、新たな魅力や欠点に気が付けるかもしれません。
買ってから後悔しないように、下調べは欠かさずじっくり検討してくださいね。