車のボディカラーといえばご自身のお好みで選ぶ方はもちろん、リセールを意識して選ぶ人、汚れの目立ちにくさで選ぶ人などさまざまです。
特に”汚れの目立ちにくさ”はボディカラーを選ぶ中で重視する方が多く、日々のお手入れや洗車の手間を省きたい人にとっては重要なポイントになるようです。
ですが、汚れの目立ちやすい車が悪いという事はありません。
逆に、汚れの目立ちやすいいわゆる”濃色車”はカッコいい色が多く、エアロパーツが似合い特に男性にはとても人気です。
汚れが目立ちやすくても濃色車に乗りたいという方のために、今回は黒・赤・青といったボディカラーにおすすめなガラスコーティング剤や洗車方法を紹介します。
筆者もダークブルーマイカという濃色車に乗っている一人なので、実際にこの色を選んで感じたメリットやデメリットを交えながら紹介していこうと思います。
濃色車を選んだ人や濃色車を選ぼうか検討されている方は、今一度洗車やお手入れの方法を確認してキレイな愛車を保てるよう意識してみてくださいね。
■濃色車のメリット・デメリット
まずはじめに、濃色車のメリットとデメリットについて紹介します。
濃色車のボディカラーを所有している筆者の意見も交えながら、良いところと悪いところを見ていきましょう。
【メリット】見た目が引き締まってカッコいい
濃色車は、ホワイトやシルバーにはない、引き締まってカッコいい印象になるのが魅力です。
特に夜間になると高級感が増し、日中とは違った色味も感じられます。
夜景に溶け込む愛車を見ると、いつも惚れ惚れします。
また、愛車撮影を行う方なら濃色車を強くおすすめします!
写真は明るいカラーよりも濃色車のほうが映えやすく、撮影にはちょっとコツが要りますがとてもカッコよく撮れますよ。
【メリット】ブラックはリセールバリューが高い
引用元:https://toyota.jp/corolla/
濃色車の中でも”ブラック”は、ほとんどの車種でリセールバリューが高い傾向にあります。
そのため、車を手放す際や乗り換えの時に期待以上の下取り価格になるかもしれません。
ですが、ブラックと同じ濃色車の青や赤、茶色系は不人気色であることが多いのであまり期待ができません。
もちろん車種にもよるのですが、リセールバリューが少しでも高い方が良いと思っている方は”ブラック”を選んでみてはいかがでしょうか。
【デメリット】傷、汚れが目立ちやすくこまめな手入れが必須
筆者が濃色車のボディカラーを選んで第一に感じたことは、とにかく傷や汚れが目立ちやすい事です。
雨が降った後は運転するモチベーションが下がるくらい超目立ちます。
更に、イタズラでひっかき傷を付けられたことがあるのですが、濃色車はこれがかなり目立つんです・・・。
筆者は車をできるだけキレイに保っていたいので、一週間に一度、もしくは二週間に一度は洗車をします。
(洗車のし過ぎは傷の原因にもなるので、この頻度を推奨しているわけではありません)
あと、濃色車は洗車機を利用し続けると洗車傷が目立ってくるので、可能であれば”ボイラー洗車”や”手洗い洗車”がおすすめです。
とはいえ洗車機以外の方法は意外と手間がかかるため、洗車機は絶対NGということではありません。
もし洗車機を利用することが多いなら、コーティング施工をしておくと洗車傷を軽減できますよ。
キレイ好きな人や神経質な人だと、濃色車の汚れの目立ちっぷりはストレスになりかねません。
洗車やお手入れの手間もご愛嬌ということで、ケアを楽しめるくらいの余裕さは必要になります。
ただ、洗車やケアをこまめに行うようになってからは、愛車をより大事に扱おうという気持ちも強まったので、筆者個人的には濃色車を選んで良かったなと感じています。
【デメリット】ブラックやブルー系は真夏の車内が地獄
引用元:https://toyota.jp/rav4/
濃色車のブラック・ブルー・ブラウンなどの暗い色は、熱を吸収しやすく車内に熱がこもりやすいです。
もともと密室の車内ではただでさえ熱がこもりやすいのに、濃色車だと更に地獄の暑さになります。
筆者は濃色車+ブラックの内装なので、真夏の車内はとんでもない暑さです。
ダッシュボードに付いているレーダー探知機の接着面がすぐに剥がれるし、飾っていたミニカーが溶けました(笑)
過去に明るいカラーで車内はベージュの車に乗っていましたが、ここまで厚く感じたことはなかったように思います。
サンシェードをするとかなり暑さは軽減されるので、マストアイテムですね。
【ポイント】濃色車はこんな人におすすめ!
濃色車にしようか悩んでいる方に、個人的にこんな人におすすめだよ!というのを考えてみました。
色選びで迷っている方はちょっとだけでも参考になればと思います。
- 洗車や車のお手入れがこまめにできる
- 愛車のエクステリアをカッコよく見せたい、または高級感を演出したい
- エアロパーツを付けたりカスタムを楽しみたい
主にこのいずれか3点に当てはまる人が、個人的に濃色車をおすすめしたいポイントです。
濃色車の魅力は何と言っても見た目がカッコよく見える事だと思うので、カスタムをしたい方や車の見栄えを意識したい方にはとてもおすすめです。
ただ、先ほども紹介した通り汚れはホワイトやシルバーなどと比べると遥かに目立ちやすく、ひっかき傷もかなり目立ちます。
お手入れや傷がないかのボディチェックはこまめにしてあげてください。
■濃色車のおすすめコーティング剤
濃色車には、傷や汚れを防止してケアの手間を省いていくことも重要です。
いくら愛車が好きでも、洗車やお手入れに時間が掛かり過ぎてしまうとさすがに面倒と感じてしまいますよね。
ちょっとでも洗車の手間を省くには”ガラスコーティング”を施工するのがおすすめです。
できれば納車前に施工をすることが望ましいですが、もちろん納車後でも施工は可能です。
車のボディが大きければ大きいだけ費用が高くなり、またコーティング剤のメーカーや種類によっても値段はピンキリです。
筆者がコーティング施工を依頼した際は、5ナンバーサイズのセダンで5万円ほどでした。
ハリアーやRAV4クラスの車種ですと、大体7~10万円くらいの費用が相場となります。
けして安い金額ではないのですが、汚れが落としやすくなるのと撥水効果が期待でき、更には新車のような輝きが数年間持続します。
濃色車のような傷や汚れが目立ちやすいボディカラーにはまさに打ってつけなのです。
ただ、やはり施工費用がネックになるかと思います。
そんな時は、ご自身でガラスコーティング施工を行うと費用が大幅に抑えられます。
セルフの場合は半年に一度くらい、再コーティングをするとキレイなボディが保てますよ。
失敗しづらい簡単に施工できるコーティング剤も豊富にあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
■濃色車のおすすめ洗車方法
濃色車にはガラスコーティング施工をするほか、普段の洗車にも少し気を遣う必要があります。
間違ったケアをしていると、洗車でキレイにしているどころか傷を付けてしまっている可能性があるのです。
濃色車を洗車する時は、できれば”手洗い洗車”を行うことで洗車傷を防ぐことができます。
ただ、洗車機の方がラクですし、ご自宅に洗車スペースがなければ難しいため、絶対に手洗い洗車をしてください!とは言えません。
手洗い洗車はあくまで推奨です。
洗車機か手洗い洗車かは状況で判断してもらうとして、洗車後の水の拭き上げは超重要ポイントです。
濃色車には、水の拭き上げに使う布を合成セームやマイクロファイバータオルなど、ボディにやさしい布を使ってあげましょう!
ただの雑巾やタオルで拭き続けると、長い目で見た時に洗車傷がとても目立ってきてしまいます。
合成セームやマイクロファイバータオルを2枚ほど常備しておくとスムーズに拭き上げができますよ。
更に、ご自宅で手洗い洗車を行うなら、きめ細かい泡が経つカーシャンプーを使ってあげてください。
泡立ちの良いカーシャンプーを使うことでゴシゴシとボディをこすらなくても、するりと汚れが落ちてくれます。
洗車傷をなるべくつけずにキレイに落とせるので、泡立ちが良いものを選びましょう。
濃色車は長い間乗り続けていると、どうしても洗車傷が目立ってきてしまいます。
ですが、すぐに購入できる洗車グッズで洗車傷は防止できます。
紹介した洗車グッズはけして高くないので、濃色車を選んだらぜひ試してみてください。
■濃色車のメリット・デメリットまとめ
今回は、濃色車のボディカラーのメリットとデメリット、またおすすめのコーティングや洗車方法を紹介させていただきました。
濃色車になっただけで見た目が更にカッコよく見えたり、高級感がプラスされるのですが、お手入れを怠ってしまうとかえって見栄えが悪くなるという特徴があります。
濃色車に乗るならこまめな洗車とケアは必須ですが、どれも簡単に実践できることばかりなので身構える必要はありません。
かえってご自身の車を気にすることが増え、きっと愛着が湧くはずです。
メリット、デメリットは濃色車に限らずどのカラーにもあるので、最終的な決め手はご自身が一番気に入った色にすることです。
ボディカラー選びで迷っている皆さんの今後の参考になれば幸いです。