免許を取得したら、多くの若者が「車が欲しい!」「ドライブしたい!」と思いますよね。
私も19歳の時に免許を取得し、しばらくペーパードライバーを経て20歳の頃に初めて車購入をしました。
ですが実際に20歳の頃に車購入をしてわかったのは、未成年もしくは20歳の時の車購入は”車貧乏”になるリスクが高いと感じました。
高校を卒業してすぐに社会人だったので学生さんよりはある程度金銭面にゆとりがあったと思うのですが、
正直なところ、20歳の頃の私は親の協力なしで車を維持するのが難しかったです。
それでも、その時に車を買って良かったなと思う部分もありますけどね。
そこで現在未成年の人、または20歳で車が欲しくて購入を考えている方に、車購入をおすすめしない理由や注意点を紹介していきます。
”思った以上に車の維持にはお金がかかる”ということを今一度理解していただきたいので、筆者の経験談を元にお話ししていこうと思います。
また、現在未成年または20歳のお子様がいるご家庭で「車が欲しい!」とせがまれている親御さんにも参考になれば幸いです。
■未成年&20歳で車購入をおすすめしない理由
それでは早速、筆者が経験して思った”未成年&20歳で車購入をおすすめしない理由”を紹介します。
今回は厳選して一つ一つの理由を具体的に記載していきます。
・保険料がびっくりするくらい高かった
はい、おわかりの方も多いと思いますが未成年や20歳で車購入をおすすめしない理由の一番は
保険料がびっくりするくらい高いということです。
安く抑えたいからといって車両保険に加入しないという人もいますが、これは絶対ダメです。
厳しい言い方ですが、保険料が払えないなら車に乗るべきじゃありません。
筆者は中古車で初めて軽自動車を購入しましたが、この時の一年間の保険料は”約38万円”でした。
もちろんプランや保険会社にもよりますが、分割払いでも毎月3万円以上払わなければいけない状況。
未成年や20歳だと保険内容を最小限に抑えたとしても、20万超えは避けられません。
さすがに同行していた父も仰天していました(笑)
保険料を安くする方法は後ほど紹介しますが、こんな感じで未成年または20歳での車購入はまず保険料が高いというところでおすすめしません。
★おすすめしないポイント:保険料が高すぎる
・ローンを組むと返済と維持のW出費
未成年や20歳でしっかり働いていたとしても、一般的にはまだ収入は少ないはずです。
筆者もまだまだ安月給でしたので自分で車を買うとなれば当然ローンでした。
ですが、お金がないからといって安易にローンを組むとかなりの痛手を負うことも。
安月給で貯金も少ないのに、返済&車の維持は冗談抜きでキツイです。
車を所有したら主にかかる費用といえば
- 自動車税
- ガソリン代
- オイル、バッテリー、タイヤなどの消耗品交換
- 車検代
- 自動車保険
- 駐車場代(借りる場合のみ)
- ローン返済(ローン払いの場合のみ)
こんな感じで、毎年沢山の費用がかかることが想定されます。
実際に支払っていくと車は本当に金食い虫だ・・・と絶望することも多々あります(笑)
また、これは年齢や収入問わずいえることですが、ローンを組むと固定費は上がって貯金できる金額も減って悪循環なんですよね。
ローンが絶対に良くないとはいいませんが、収入も貯金も少ないととっても苦労します。
最終的には維持ができなくなって、返済費用だけ残って車を手放すことにもなりかねませんので要注意です。
★おすすめしないポイント:維持費高い、貯金できない
・他の趣味にお金が使えなくなる
筆者のように高卒で社会人になった場合、数年は収入が少なくて貯金額が少ないという状況はあると思います。
必ずボーナスがもらえるわけでもないし、未成年や20歳の時だとつい他の事にお金を使いがちです。
そんなことからまとまった資金が貯蓄しづらいので、車以外にお金をかけている趣味や娯楽があるなら購入はおすすめできません。
ちなみに筆者は当時ディズニーの年パサーだったのですが、車を所有したことでディズニーに行く回数はかなり減りました・・・。
ご自身の金銭状況によっては、自分の趣味を制限しなくてはいけないかもしれないのです。
車を買うお金と今後維持していくためのお金が必要になるので、そのほかの趣味に費やせなくなる可能性がある事を想定しておきましょう。
★おすすめしないポイント:趣味や娯楽に使えるお金が減る
■未成年&20歳で車購入をする際の対策・ポイント
では、未成年や20歳の人が車購入をするなら、どのような注意が必要なのでしょうか?
未成年や20歳で車購入をおすすめしないと言いつつも、筆者は20歳で車を購入しました。
それでもどうしても車が欲しい、また買わないといけない事情があったりするかもしれません。
そんな筆者が実際に車購入するときに行った対策やポイントを交えながら、おすすめの購入方法を紹介します!
・親の保険の等級をもらう→保険料が下がる
私が車購入した時は、父の保険の等級が上限値(20等級)だったため等級を譲ってもらうことで自身の保険料を下げました。
逆にいうと父の保険料は上がってしまったのですが、なんとかお許しを得て保険料をグッと下げることに成功したのです。
ちなみに38万円と見積もりされた保険料ですが、20等級になったことで20万円以下に抑えることができました。
それでも高いですが、半額以下の保険料になったのでだいぶ違いますよね。
そして当時の私の金銭面を考慮して、その時は一括で父が払ってくれました。(ホント感謝)
こんな感じで、親御さんに相談して少し協力してもらうことも大事かと思います。
(ちなみに20歳の方なら、1年我慢して21歳になると保険料が下がりますよ。)
保険会社ですが、私が当時見積もりを依頼したのは”代理店型”だったので、保険料が高くなった要因ともいえます。
代理店型ではなく”ネット型”が非常におすすめで現在利用しています。
代理店型よりも大幅に保険料が抑えられるため、特に若い方には超おすすめです!
・中古車を一括払いで購入する
未成年や20歳でまだ金銭面にそこまで余裕が無い場合は、新車ではなく”中古車”がおすすめです。
値段は50万円以内が理想ですが、80万円くらいまでを予算にするとより選択肢が増えます。
中古車に抵抗がある方もいるかもしれませんが、7年落ち以内の中古車であれば比較的良い状態の車種が多いです。
ただ、数十万円の車でローンを組んでしまうと金利が高くつくので”一括購入”が良いでしょう。
・軽自動車がおすすめ
未成年や20歳で初めて車を買うなら、軽自動車が断然おすすめです。
軽自動車だと事故の際の安全面などが懸念されますが、コストパフォーマンスは普通車よりも高いです。
また、ボディが小さいので運転もしやすく、まだ運転に慣れていない方にもおすすめできます。
自動車税、ガソリン代、保険料、車検代などほとんどの項目で普通車よりも費用が安く済むので、金銭面で不安のある方はまず軽自動車を検討すると良いと思います。
ちなみに筆者も初めての愛車は4年落ち、走行距離4万kmの軽自動車ミラココアでした!
あまり年式の古い中古車だとかえって修理代が高くつくこともあるので、7年落ち以内くらいの車が理想です。
■未成年&20歳で車購入をおすすめしない理由のまとめ
いかがでしたか?
今回は、筆者の経験談のもと未成年&20歳で車購入をおすすめしない理由を紹介させていただきました。
未成年&20歳で車購入をおすすめしない理由は
- 保険料が高い
- 維持が大変
- 貯金できない
- 趣味にお金が使えなくなる
このような理由です。
いろいろ言いましたが、車ってとにかくお金がかかるんだということを伝えたいです。
車を買うとどこかで身を削らなければいけなくなるかもしれない、と覚悟する必要があります。
20歳で車購入をした筆者は親の協力を得ながら車の維持をすることができました。
車を若いうちに所有することで、新しい楽しさが見つかるので買うことはけして悪い事ではありませんよ!
未成年や20歳で車が欲しいと考えているなら、泥臭いですがめちゃくちゃお金を貯めてから買うか、親御さんに協力してもらうということが重要です。
見栄や勢いで買うのは本当におすすめしません!!
ということで、まずはちゃんと相談して車を買えるかどうか、そして今車が必要なのか?を考えてみてくださいね。
今後の参考になれば幸いです。